【ラム肉の魅力大解剖】焼いて食べる?ラムに馴染みがなくてもこれを読めば大丈夫!
ミートプラスで扱いのあるラム肉のうち
フレンチラムラック、ステーキ、スライス、切り落とし別に
おすすめの料理方法をご紹介します。
昔のラム肉の認識
- 北海道を中心とした地域限定の食材
昔の日本では、ラム肉は主に北海道の「ジンギスカン料理」と結びついていました。
戦後、農林省が食糧増産策の一環として羊の飼育を奨励したことで、北海道ではジンギスカンが普及しました。
しかし他の地域ではあまり親しまれておらず、むしろラム肉の特有の香り(いわゆる「クセ」)が敬遠されることが多かったです。 - 牛肉・豚肉より劣るイメージ
牛肉や豚肉に比べ、ラム肉は高級感が少ない、あるいは一般的ではないというイメージがありました。
また、羊肉を食べる習慣が強いのは主に中東や中央アジア、欧米の一部と認識されており「日本人には馴染まない」と考えられることもありました。 - 流通量の制限
冷凍・輸送技術の発達前には、ラム肉の輸入や保存が難しかったため、
流通量自体が少なく、消費される機会も限られていました。
現代のラム肉の認識
- 健康志向の食材としての人気
近年、ラム肉は「低脂肪・高たんぱく」「鉄分が豊富」「L-カルニチン、共役リノール酸が多く含まれる」といった
健康効果が注目され、特に健康志向の高い層から支持を得ています。
特にラム低脂質のため野菜との相性が良く、バランスを取るために選ばれることや、
栄養面での利点がメディアやSNSを通じて広まり、ラム肉を積極的に選ぶ人が増えています。 - ジンギスカン以外の調理法の普及
ジンギスカンだけでなく、ラムチョップのグリルやロースト、スパイシーな煮込み料理
(例えばインド料理のカレーや中東料理のケバブ)など、多様な調理法が知られるようになり、
幅広い層に受け入れられるようになりました。
フレンチやイタリアンのレストランでもラム料理がよく提供されます。 - 輸入の増加と品質の向上
オーストラリアやニュージーランドなどからの輸入が増え、
品質の良いラム肉が安定して手に入るようになりました。
冷凍技術の進化により、ラム肉の風味や品質が保持されるようになり、食べやすさが向上しています。 - グローバルな食文化の影響
日本人の海外旅行や外国人観光客の増加、さらにはSNSを通じたグローバルな食文化の交流により、
ラム肉を使った各国の料理が身近になっています。これにより、ラム肉への抵抗感が薄れ、興味を持つ人が増えています。
昔と今の変化の背景
- 食文化の多様化: ラーメンや寿司のような和食だけでなく、多国籍料理が日本の食文化に浸透したことで、羊肉もその一部として認知されるようになりました。
- 健康志向と情報の普及: 栄養価の高い食品が求められる現代では、ラム肉の持つ健康効果が大きく取り上げられるようになりました。
- 食材の入手のしやすさ: グローバル化により、スーパーや精肉店でラム肉が簡単に購入できるようになりました。
日本におけるラム肉の認識は、「地域や場面に限定された特殊な食材」から、「日常的に楽しめる健康的で美味しい食材」へと進化しています。
【フレンチラムラック】
特徴ラム肉の中でも特に高級感があり、骨付きで見た目も華やかな部位です。
【ローストラムラック】
付け合わせは季節の野菜のローストや、マッシュポテトなどの軽めの1品が好まれます。
1. ラムラックに塩、胡椒、にんにく、ローズマリーをすり込みます。
2. フライパンで表面を焼き、香ばしい焼き色を付けます。
3. オーブンで約180℃で15〜20分焼き、しっとりとした仕上がりに。
・・休ませる時間を取ることで、肉汁がしっかり閉じ込められます。
ミートソースや、レッドワインソースで味変を楽しめます。
【ラムステーキ】
厚みがあり、ジューシーでしっかりとした食べ応えが楽しめます。
シンプルなグリルステーキ
1. ラム肉に塩、胡椒を振り、オリーブオイルで焼きます。
2. 中火で片面3〜4分ずつ焼き、ミディアムレアに仕上げます。
3. 仕上げにバターを落としてコクをプラス。
・焼きすぎると硬くなるので、時間をかけ過ぎないことが重要です。
スパイス好きの方にはクミンやパプリカを追加してアレンジするのもおすすめ!
【ラムスライス】
薄切りで扱いやすく、炒め物や鍋料理に最適。
ジンギスカン風炒め
1. 薄切りラムをタレ(醤油、味噌、砂糖、にんにく、生姜)に漬け込みます。
2. 玉ねぎやもやしなどの野菜と一緒に炒めて完成!
・ タレに漬け込む時間は15〜30分ほどでOK。味が染み込みやすいです。
忙しい日の作り置き料理にも大活躍です。
【ラム切り落とし】
手軽に使えるカットで、煮込み料理やカレーに最適です。
スパイシーラムカレー
1. 玉ねぎ、トマト、スパイス(ターメリック、クミン、コリアンダー)を炒め、ラム切り落としを加えます。
2. ココナッツミルクやヨーグルトで煮込んでまろやかに仕上げます。
・スパイスの香りでラム独特の風味が際立ちます。
エスニック料理初心者にも挑戦しやすい一皿です。
ラム肉は、その部位ごとに適した調理法で、家庭でも簡単に本格的な味わいを楽しめます。
骨付きのフレンチラムラックはおもてなしや特別な日に、ステーキはシンプルにラムの旨味を堪能したいときに、
スライスや切り落としは、日常使いの時短料理やスパイシーなメニューにもぴったりです。
当店では、さまざまなラム肉カットをご用意しております。
ぜひお気に入りの部位を見つけて、ラム肉料理のレパートリーを広げてみてください!